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STORY


―――セイレーン―――
 それは、美しい歌声で人々を惑わし喰らう魔性。
 巨大な翼に鳥類の足。
 鳥を象ったその姿は、しかしいつしか鱗を纏い海中を泳ぐ人魚へとその形を変えた。
 セイレーンが姿を変えた理由。その背景には一つの“うた”があった。
 これは、セイレーンが空から海にその棲みかを移したお話。
 生きとし生けるすべての“いのち”へと繋がる、はじまりの伝承。

<<ひとりの少女とセイレーンの物語>>

CHARACTER

フィー

フィー

「セイレーン、貴女に会いたい・・・・」

 name:フィー
 age:12 tall:145

 ローレライの街に住む少女。
 大人しく控えめな性格だが、芯のしっかりした子。
 とある月夜、海辺で垣間見たセイレーンの虜になり、
 もう一度会いたいと恋慕して止まなくなる。

テオドール

フィー

「自由に歌えばいい。今みたいに」

 name:テオドール
 age:13 tall:150

 街一番の名医の子息。
 女神の寵愛を受けた特別な歌い手として期待されて
 いるが、本人はそれを気に止めることもなく、
 大抵のことに無関心。冷静沈着で表情も乏しい。

セイレーン

フィー

「お前達は、違うのだな・・・・」


 フィーが出会ったセイレーン。
 星の降るような晩、海辺で歌っていた。
 一般には聖歌以外をうたう“魔性”とされ、
 忌み嫌われる存在。カテナ山付近に住みついている。

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